冬期講習を目前に控えた11月。
この時期は毎年、小学生の入塾が増えます。
「中学受験だ!」
ということではなく、小学校の内容をしっかりと学んでおきたいという保護者の意向でしょうか。
中学進学時に後れたくないですもん。
うーん、今月は広告を出すつもりはなかったけど。
出してみようかな。
さて、そんな小学生の勉強ですが、使っているのはこんな教材。
- 学校準拠のワーク
- 学校準拠のドリル
- 「ちょいムズ」の算数日記・漢字日記
学校のテストでは100点満点を取って欲しいので、準拠のワークとドリルは必須です。
そして、もう一歩のチカラを付けてほしいので、「ちょいムズ」のテキストも。
別冊の解答だけでは、解説が不十分なので、解答を追加しています。
方程式で考えたほうが簡単な問題もあるのですが、「小学生らしい」解き方で。
なぜかって?
小学校で、方程式を使ったらバツになったって話を聞きました。
時間をかけて教えても、解き方が違うって言われてバツになったら子どもがしゅんとしちゃいますからね。
だからなるべく方程式は使いません。
それに「食塩水の濃度」の問題とかは、中学理科で役立ちますからね。
わざわざ方程式を立てなくても、答えとなる数字がサクッと出るから、理科が爆速で解けますし!
例えば中学生の理科の問題。
解説にも方程式が使われていて、これを使って解きます。
基本ですね。
でも、分母に「x」がある時、生徒の正答率がガクッと下がります。
方程式は立てられる、けれども解けない!って状態ですね。
理科は数字が易しいので、視点を変えれば簡単にできるのですが、それでも間違えます。
きっと、「方程式だッ」って構えてしまうから、単純な計算で行き詰まるんでしょうね。
だから別解も。
小学生レベルまで下げて教えると簡単です。
式の説明は端折りますが、食塩の質量を濃度のパーセント(割合にしてね)で割ると、「食塩水の重さ」を求めることが出来ます。
式の変形とか移項とか、みんながみんな100%にできるわけではありません。
だから、簡略化した解き方っていうのを教えるのも、「塾らしさ」だと僕は思っています。
だって、解答例をそのまま言うだけだったら、教えるのって誰でもよくなっちゃいますよ。